AIって一つじゃなかった。使い始めて分かった、それぞれの得意分野

正直なところ、私は最初からAIに詳しかったわけでも、強い関心を持っていたわけでもありません。

ChatGPTという名前は知っていましたが、「仕事で使う人や、パソコンに詳しい人のためのもの」というイメージがあり、自分の日常生活で使うとは思っていませんでした。

そんな私が初めてChatGPTを使ったきっかけは、我が家の猫たちが使っている自動給餌器でした。

その給餌器には、飼い主の声を録音して、食事の時間になると再生できる機能が付いています。

ところが、購入した時には「説明書はもう必要ないだろう」と思って捨ててしまっていました。

しばらくして録音機能を使いたくなったものの、どのボタンを押せばよいのか分かりません。

そこで給餌器の写真を撮り、ChatGPTに見せながら、

「この給餌器の録音機能は、どうやって使うの?」

と聞いてみました。

すると、写真を見ながら操作方法を順番に説明してくれました。

その時初めて、

「AIは文章を作るだけではなく、写真を見ながら身近な困りごとにも答えてくれるんだ」

と知りました。

思っていた以上に分かりやすく、満足できる回答だったことを覚えています。

その後、身分証明書に使う写真が必要になった時にも、ChatGPTを利用しました。

証明写真を撮りに行くとなると、髪を整えて、服も少しきちんとしたものを選び、撮影場所まで出かけなければなりません。

「写真が一枚必要なだけなのに、少し面倒だな」

と思い、自宅で撮った自分の写真を使って、

「証明写真のように整えてほしい」

と頼んでみました。

すると、一度で思っていた以上に自然な仕上がりになりました。

もちろん、パスポートや公的な身分証明書などでは、写真の加工が認められない場合があります。提出先の規定を確認する必要はありますが、AIの使い道が一気に身近になった出来事でした。

今では、何か分からないことが出てくると、検索する前にChatGPTへ軽く聞いてみることが増えています。

少し大げさかもしれませんが、いつでも気軽に相談できる友達が一人増えたような感覚です。

ChatGPTだけあれば十分だと思っていた頃

最初のうちは、AIといえばChatGPTしか思い浮かびませんでした。

文章を書いたり、分からないことを質問したり、写真を見てもらったりできるので、「これ一つあれば十分なのでは?」と思っていたのです。

ところが、自分でも画像や動画を作るようになり、AIサービスについて少しずつ調べていくと、それぞれ得意なことが違うと分かってきました。

私は普段の質問や文章の相談をする時には、ChatGPTを開くことが多いです。

自分の考えをうまく言葉にできない時でも、会話を重ねながら整理できるところが使いやすいと感じています。

Googleのサービスをよく使う人にとっては、Geminiも便利です。

私自身は、Geminiを単独のAIというより、GoogleのサービスをAIで使いやすくしたものに近い感覚で利用しています。

Google AI Proでは、Geminiの利用上限が増えるだけでなく、Google Flowによる画像・動画生成や、Gmail、Googleドキュメントなどに組み込まれたAI機能も利用できます。一般の利用者がGeminiとFlowを試すなら、一つの契約で両方を使える点は分かりやすいと感じました。

画像を作る時に、私がよく使っているのはFlowです。

自分の頭の中にある雰囲気に近づけやすく、画像だけでなく、その先に動画を作ることまで考えられるからです。

一方で、

「まず一度、形にして見てみたい」

という時にはGrokを使うことがあります。

私が実際に使って感じた一番の特徴は、画像生成や動画生成の速さです。細かく作り込む前に、思い付いたアイデアをすぐ確認したい時には、この速さがとても便利でした。

Grokには無料プランがあり、有料のSuperGrokでは画像・動画生成を含む機能の利用上限が増えます。2026年7月時点では、SuperGrokは月額30ドルと案内されています。

長い文章を読んだり、内容を落ち着いて整理したりする時にはClaudeも選択肢になります。

動画を一本の作品として仕上げる段階では、私はCapCutを使っています。AIで画像や動画を生成するサービスと、素材をつなぎ、字幕や音声を入れて編集するサービスは、似ているようで役割が違うことにも気付きました。

いつの間にか私は、

文章や相談はChatGPT、Googleとの連携はGemini、画像や動画の制作はFlow、速く試したい時はGrok、長文を扱う時はClaude、最後の動画編集はCapCut

というように、目的によって自然に使い分けるようになっていました。

無料で試せるからこそ、最初から全部契約しない

AIを使い始めると、

「こちらのAIも便利そう」

「この機能も一度使ってみたい」

と、次々に気になるサービスが増えていきます。

ただし、多くのAIサービスには無料プランと有料プランがあり、すべてを契約すると毎月の固定費も大きくなります。

無料版でも会話や画像作成を利用できますが、1日に使える回数には制限があります。まずは無料版を使ってみて、自分には少し物足りないと感じた時に、有料プランを検討するくらいでも十分だと思います。

Claudeにも無料プランが用意されており、通常の月払いのProプランは月額20ドルです。

Google AI Proは日本では月額2,900円と案内され、Gemini、Flow、Googleの各種AI機能、クラウドストレージなどが一つのプランに含まれています。

こうして見ると、一つひとつの料金は払えない金額ではなくても、複数を重ねると毎月かなりの出費になります。

私も最初は、使えるAIが多いほど便利なのではないかと思っていました。

けれど実際には、毎日すべてのAIを使うわけではありません。

無料プランでしばらく試してみると、

「このAIは自分にはあまり使う場面がない」

「こちらは利用回数が多いので、有料にしたほうが楽かもしれない」

という違いが見えてきます。

AIサービスを比較する時も、「どれが一番優秀か」だけで選ぶのではなく、自分が何に使うのか、月に何回くらい使うのかを考えることが大切なのだと思いました。

文章の相談だけなら、一つの対話型AIで足りる人もいるでしょう。

画像や動画も作りたいなら、生成機能を含むプランを一つ加える方法もあります。

最初から全部を有料にするのではなく、無料で試し、必要になったものだけにお金を払うほうが、後悔の少ない選び方になりそうです。

私自身も、まだAIについて勉強している途中です。

新しいAIが出るたびに、

「これは何が得意なのだろう」

「今使っているサービスと、どこが違うのだろう」

と考えながら試しています。

これからも、AIの料金や無料プランの違い、実際に使って便利だったこと、反対に自分には必要なかった機能などを、自分なりの言葉で残していきたいと思っています。


今回参考にしたもの

・OpenAI「ChatGPTの料金プラン」
・Google One「Google AIのプラン」
・Anthropic「Claudeの料金プラン」
・xAI「Grokの料金プラン」

※本記事は、各サービスの公式サイトで公開されている情報と、実際に利用した感想をもとに作成しています。料金、無料プランの範囲、生成回数、利用できる機能は変更される場合があります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

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